探偵社や興信所によって配偶者の浮気(不倫)の証拠が分かった時、浮気相手に慰謝料を請求することができます。
浮気調査の費用は探偵社によって違うものの、調査員2~3名で3日間の調査をするなら15万円~50万円は必要になります。1週間であれば30万円~100万円程度はかかるでしょう。
高額な費用ですから、生活のことを考えると簡単に出せる金額ではありませんよね。そこで気になるのが、浮気相手から慰謝料をいくら受け取れるかという点です。
浮気相手からの慰謝料の相場はどのくらいなのかを紹介します。
慰謝料に関わってくる要因
慰謝料額の決定はケースバイケースです。以下のような事情を考慮して、不倫相手(離婚する場合は不倫相手と配偶者)から受け取る慰謝料が決まります。
- 婚姻期間の長さ
- 不倫関係前の夫婦関係は円満だったか
- 不倫関係後に夫婦が離婚するか
- 不倫関係のあった期間
- 不倫相手との肉体関係の回数
- 配偶者と不倫相手の支払い能力
慰謝料額に大きく影響するのは離婚するか
不倫期間の長さや相手の支払い能力によってケースバイケースですが、『不倫が原因で離婚するかどうか』で大きく変わってきます。
問題解決後も婚姻関係を継続するのであれば概ね50万円~100万円、離婚する場合であれば100万円~300万円程度といわれてます。
ただし、相手が高額所得者であれば、平均よりも高額な慰謝料を請求できる可能性があります。訴訟にならず示談で済む場合であれば、その可能性はなおさら高くなります。
慰謝料を請求するには確実な証拠が必要
それはさておき慰謝料を高くとるためには、確実な浮気の証拠が必要になります。しっかりした証拠があることで、示談や慰謝料請求で有利な立場になって交渉を進めることができるのです。
浮気の証拠として裁判で認められるのは「肉体関係の証拠」です。具体的にはラブホテルの出入り写真や性行為中の写真などです。
浮気相手とのLINEやメールのやり取り・カーナビの記録・相手へのプレゼントのレシートなども証拠として認められることはあります。しかし、残念ながら証拠能力が高いとはいえません。
裁判で認められるような証拠をあなた自身が一人で行うことは非常に大変です。確固たる証拠を入手するためには、探偵社や興信所に依頼することをお勧めします。